UTMの導入は多様化する不正アクセスを防止し、社内システムのセキュリティ向上に有効ですが、それだけで万全とは言い切れません。ここでは、ウイルス対策ソフトや他のソフトウェアと併用する多層防御について解説します。
UTMは従来のファイアウォールにさらに高度なセキュリティ機能を加えた、統合脅威管理を行う役割を持っています。ネットワークを監視することで、侵入しようとするウイルスやスパムを検知しブロックすることもできます。
UTMのアンチウイルス機能はネットワーク全体をカバーするため、監視カメラなどウイルス対策ソフトが導入できない機器にも有効です。ただし、パソコンやサーバー内のマルウェアやウイルスの駆除までは行いません。
インターネットに接続する際にウイルスやマルウェアを検出して、除去したり無効化するなど駆除まで行うアプリケーションのことをウイルス対策ソフトと言います。ウイルスの検出は定義ファイルとの比較が基本です。
定義ファイルは日々更新されますが、未知のウイルスを検知できない可能性があります。怪しい動きを判定するヒューリスティック機能を持つものもありますが、外部からの攻撃を防ぐためにはUTMとの併用が有効です。
UTMは多角的に外部からの攻撃に対抗し、社内システムを安全に保つことが可能です。ファイアウォールやIPS、アンチウイルスなど多くの機能がありますが、UTMだけあればウイルス対策ソフトは不要になるというわけではありません。
ウイルス対策ソフトは、侵入したウイルスやマルウェアを駆除することに特化しています。UTMは一台でネットワーク全体のセキュリティ対策はできますが、ウイルス除去はウイルス対策ソフトに任せた方が確実です。
UTMは1台の機器でファイアウォールやIPSなど多角的にセキュリティ対策が可能です。しかしUTMのみでは万全ではないですし、搭載機能が多くなれば処理速度の低下も発生し不具合によりUTMが動かなくなると危険です。
そのためセキュリティレベルを高めるためには、UTMと他のソフトウェアを組み合わせる多層防御が必要になります。不正アクセスの方法も多様化しているため、二重三重のセキュリティ対策で社内システムを守ることが望まれます。
UTMはアンチウイルスやファイアウォールの役割を担いますが、機能が多くなったり規模に合わないUTMを導入すると社内ネットワークの負荷も大きくなります。そこで、規模に応じたおすすめのUTMを紹介します。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。