ここでは企業がUTMを導入する際に知っておきたいメリットとデメリット両面について紹介しています。
UTMはUnified Threat Management(統合脅威管理)という意味の通り、1つの機器で複数の脅威に対応するセキュリティ機能を搭載しています。不正アクセス等の外部からの攻撃が多様化しており、一つの手段だけでは追いつかず簡単に破られてしまいます。UTMはこうしたリスクを抑えるために多層防御を可能にしました。
UTMは1つに複数のセキュリティ機能が集約されているため、保守・メンテナンスが楽になります。アプリケーションのバージョンアップも一度にできますし、移設も簡単にできるため、複数の専任担当者を付けなくても運用が可能です。必要人員が少なくて済むということは、人件費の削減にもなり企業経営にもプラスに働きます。
ファイアウォール、IPS、アンチウィルスといったセキュリティ対策を個別に行っていると費用が嵩みます。必要に応じて追加していく方法では、その度に費用がかかりますし、それぞれをリンクさせるコストも考えなければいけません。UTMは1台で最初から複数のセキュリティ機能が搭載されるので初期費用が低く抑えられます。
UTMは1台で複数のセキュリティ機能が搭載されているのがメリットですが、機能が多くなればなるほど社内ネットワークに与える負荷も大きくなります。全体のバランスを考えて導入しないとセキュリティレベルは高くなっても、メールの送受信やアプリの動作が重たくなるなど通常業務に支障が出てしまう可能性があります。
複数の機能を1台に集約されているUTMはそれがメリットでもあり、デメリットにもなるリスクを抱えています。何らかの原因で機器が故障して動作しなくなってしまうと、すべての機能がストップ。一気にセキュリティレベルが下がり、修理したり機器交換して回復するまでは社内システムが危険にさらされてしまうからです。
UTMはファイアウォールやIPSなど基本的な機能はどのメーカーでもほぼ共通していますが、メーカーが用意した機能の範囲でしか使えません。同じ機能でも各社でセキュリティレベルが異なることもありますし、オプション機能に違いがありますので、導入時に自社が要望するセキュリティが確保できるかどうか見極める必要があります。
UTMに限ったことではありませんが、システム商品にはメリットだけでなく必ずデメリットも存在します。失敗しないためには両方をしっかり理解した上で、機能だけでなくコストも含め自社に合っているか判断することが大切です。
1台で複数のセキュリティ対策ができるのがUTMのメリットですが、規模に合ったものを導入しないと社内システムが重たくなるなど悪影響が出ます。そこで企業規模別に適したUTMを選ぶための情報をまとめました。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。