かつては、アプライアンス型のUTMが主流でしたが、近年では、クラウド型のUTMが登場し、注目を集めています。
では、アプライアンス型UTMの特徴およびメリット・デメリットとは、どのようなものなのでしょうか。クラウド型UTMと比較しながら、解説していきます。
UTMアプライアンスとは、ハードウェアとソフトウェアがセットになったタイプのUTMのことです。アプライアンスとして提供されるファイヤーウォールの数が増えたことをきっかけに、ファイアウォールを機能の中核とするUTMもアプライアンスとして提供されるのが一般的になった、という経歴があります。
基本的な機能としては、それぞれのパッケージやサービスごとの違いを除けば、クラウド型のUTMもアプライアンス型のUTMも変わりはありません。
その点を踏まえた上で、UTMアプライアンスの大きなメリットを挙げるならば、「コストパフォーマンス」が挙げられます。ハードウェア購入のための費用が掛かる分だけ、クラウド型と比べると、コストパフォーマンスに劣るとされることもあるアプライアンス型UTM。ですが、クラウド型と異なり、アプライアンス型UTMの場合、月々の使用代金が発生しません。そのため、長期間使用すればするほど、コストパフォーマンスは良くなります。
反対に、ハードウェアが故障するリスクがある、という点は、アプライアンス型UTMの大きなデメリットです。万が一故障した場合には、会社のネットワークを守るセキュリティ機能の多くが停止することになるため、緊急での対応が必要となります。
また、ハードウェアのメンテナンス、および、ソフトウェアのアップデートの手間が掛かるという点も、アプライアンス型UTMのデメリットの一つ。さらに、拠点が多くある場合、拠点ごとにハードウェアが必要になるため、コストパフォーマンスが悪くなる、という点や、事業規模を拡大する場合にも、新しいハードウェアが必要となり余計なコストが発生する、という点も、アプライアンス型UTMのデメリットと言えます。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。