このページでは、「アプライアンス版UTM」について紹介しています。導入後に必要なメンテナンスや運用方法について説明していますので、ぜひ参考にしてください。
UTM(統合脅威管理)は複数のセキュリティに機能をひとつのハードウェアにまとめて管理するという意味の言葉です。アプライアンス型UTMは、このハードウェアにソフトウェアを組み合わせて、ファイアウォールや侵入検知システムなどのセキュリティ対策を実施する方法および製品を指します。
ソフトウェアは常にバージョンアップを続けており、ハードウェアは運用に際して故障などのトラブル発生時に対処が必要です。セキュリティ要件をひとつのハードウェアで満たすことができるものですが、導入後は定期的な管理・保守が必要であり、セキュリティ担当者が運用を行わなくてはなりません。
アプライアンス型UTMは、パッケージ化されているため導入がしやすいメリットがあります。一方、常に安定的に稼働を行えるように監視をしなければならず、万が一に備えて複数台設置するなどの方法が必要になります。
ネットワーク環境が大きくなるほど、UTMの対応範囲も広くなります。中規模以上のネットワークについては複数台のUTMを設置して対応し、規模を拡大したことで通信速度が低下しないように対策を行いながら、セキュリティ担当者の設置も検討していきましょう。
外部からの攻撃や何らかの障害が発生したときは、アプライアンス型UTMの場合すべてひとつのパッケージに統合されているため、機器自体を交換して対応できます。
一方、障害発生時の対応としては部分的に切り離しができないため交換は機器丸ごとの対応になってしまいます。アプライアンス型UTMの場合、システムのダウンに備えてサブシステムを用意する冗長化が推奨されています。
アプライアンス型UTMでは、ハードウェアとともにソフトウェアもあわせて運用を行います。ソフトウェアは定期的にバージョンアップが行われるため、運用中は社内すべてのUTMを適切なタイミングでバージョンアップします。
アプライアンス型UTMはバージョンアップの際に時間がかかることで脆弱性が突かれやすく、脆弱性を解決するための修正プログラムも時間をおかずにインストールする必要があります。セキュリティ担当者が一人だけでは対処しきれない場合もあるため、複数人での対応も考慮しなくてはなりません。
UTMはネットワークの規模に合わせて導入し、運用においてもサポート体制が整っている製品を導入することが大切です。
スペックや特徴を把握できないまま運用を開始してしまうと、トラブルが起きたときの対処や改善に時間とコストがかかる可能性もあります。以下のページではUTMの選び方を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
|
---|---|---|---|
会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
|
アプライアンス
クラウド
|
アプライアンス
クラウド
|
※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。