複数のセキュリティ機能を統合したUTMはコンピュータの安全性を高めるために、企業にとって不可欠なものです。そこでなぜUTMが必要になるのか、導入によってどのような効果があるのかについて解説します。
UTMが必要とされる理由の一つは、外部からの不正アクセスによる情報漏えいを防止するためです。不正アクセスを防ぐシステムとしてファイアウォールがありますが、それだけでは十分ではありません。他にもウイルスやスパムメールなど内部システムに穴をあけるシステムが存在し、そうした脅威から守るためにUTMが力を発揮します。
内部からの脅威を守るためにもUTMは必要です。有害サイトへのアクセスを防止するフィルタリング機能を搭載しているからです。有害サイトとはアダルトサイトや薬物取引に関わるページだけではなく、フィッシング詐欺に遭う可能性のある偽サイトや気がつかないうちに勝手にウイルスを侵入させてしまう危険なサイトも含みます。
セキュリティ対策の必要性を感じていても、コスト負担が大きく進めることが難しいという小規模の企業こそ、UTMは適しています。1台の機器にさまざまなセキュリティシステムが統合され、低コストで導入できるからです。
開発中心型で特許や実用新案などの知的財産が競争力を支えている企業はUTM導入は必須と言えます。特許庁への登録や情報公開する前に不正アクセスなどで情報漏えいが起きると、類似品などの損害が出てしまうからです。
取引先が多かったり通販やオンラインショップなどを運営していて膨大な顧客情報を取り扱う企業は、UTMを整備しておかないとリスクが高くなります。情報漏えいさせる手段は変化しますので対応力のあるUTMが望まれます。
UTMは統合脅威管理と言われるように、ファイアウォールはもちろん、アンチウイルスやコンテンツフィルタリング、アンチスパム、VPNなどさまざまなセキュリティシステムを1台に統合化したものです。そのため、不正アクセスやウイルス侵入、ネットワーク攻撃など外部からの脅威から社内のコンピュータシステムを守る効果があります。
外部からの不正アクセス防止は内部の情報を守る働きをしますが、情報漏えいは内部から発生することがあります。悪意がなくてもコンピュータウイルスやマルウェア感染、フィッシング詐欺により情報が流出してしまう可能性があります。UTMはこうした内部での怪しい動きを監視したり検知して企業の重要な情報を守ることができます。
以上のように、UTMは導入により様々な脅威に対策できるだけでなく、重要な情報もより強固に守ることができるようになります。このサイトでは優れたUTMを提供している企業も紹介していますので、是非参考にしてみてください。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。