複数の異なるセキュリティ機能をひとつのハードウェアに統合し、集中的にネットワーク管理を行う統合脅威管理 (Unified Threat Management)UTMは、セキュリティ製品です。本記事では、UTMを中小企業が導入する必要性や導入する際にかかるコストなどについて詳しく解説しています。
セキュリティ対策を行う目的は、外部からの不正アクセスを防ぎ、情報漏洩を防止することです。しかし、セキュリティを突破するための手口は多様化していることから、専用のセキュリティ製品を目的毎に用意すると、コストと手間が必要です。
必要になるコストと手間を解決するのがUTMの存在です。UTMひとつで、さまざまな攻撃に対して対策が行えます。
UTMを導入する目的は、前述以外にもうひとつあり、社内ネットワークから外部有害サイトへのアクセスを防ぐことです。インターネットを社内で利用する際に、外部サイトに接続することがあります。
その際、アクセスする外部サイトがウィルスに侵されていないか、有害であるか否か判断し、問題がある場合はアクセスをブロックします。ウィルスサイトであること以外にも業務に関係のないサイトへの閲覧も制御してくれるため、UTMを導入していることで業務を円滑にすすめられます。
会社の規模や業務形態によってPCの接続台数は異なりますが、基本的には以下のように台数が増えれば増えるほど、コストはかかります。
また、UTMのスペックによって価格帯が異なってきます。
※参照元:コピー機Gメン(https://www.copyki-gmen.com/blogs/archives/7181#outline__2)
UTMのメーカーは、複数あります。オフィスの規模によって向いているメーカーがそれぞれにあり、性能が異なると販売価格や月額料金も違ってきます。比較表などを参考にして、自社に向いているUTMを選びましょう。初めてUTMを導入する場合は特に、事前に専門家に相談されることをおすすめします。
UTMの導入が向いているのは、セキュリティ専任者がいない企業です。ファイアウォールやセキュリティソフトを導入している場合でも、全体の監視が十分でないケースが多くあります。そのため、1台で総合的なセキュリティが強化できる可能性が高いUTMの導入が必要になります。
下の記事でUTMの選び方を紹介しています。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。