このページでは、UTMのマーケットシェアについて紹介しています。UTMの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
UTMの2019年時点でのマーケットシェア上位5社は以下の通りです。
いずれのベンダーも2018年よりもシェアを若干落としていますが、1位から4位までは2018年と同じ順位です。
参照元:(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nnw/18/102100069/102100003/)
フォーティネットは2018年にUTMシェア34.7%で業界1位のシェア率を誇るメーカーです。UTMのメーカーとしては大手で、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いラインナップをそろえています。中小企業向けのモデルでは、ユーザポリシーに基づきWANのトラフィックをコントロールするSD-WAN機能をそろえるなど、グローバルに拠点を展開する企業で活用できる機能を搭載しているのが特徴です。
パロアルトネットワークスはUTMではなく、「次世代ファイアウォール」として製品を売り出しているメーカーです。SP3という独自エンジンを開発し、ファイアウォールおよびその他すべての機能を統合し、ゼロベースでの設計を行なっています。機械学習を活用したクラウドベースのネットワークセキュリティにより、回避型脅威を検出して阻止することが可能です。
シスコシステムズは「UTMを超えた統合セキュリティアプライアンス」として、製品展開をしているメーカーです。Windows PCの脆弱性対応力に優れており、マイクロソフトが公開する脆弱性情報に対し、公開同日に対策を反映しています。
ジュニパーネットワークスは米カリフォルニア州に本社を置いている、ネットワーク・通信機器の開発・販売企業です。次世代ファイアウォール付きUTMとして、製品を展開しています。アプライアンス版の他、仮想環境やクラウド環境のセキュリティを守る「仮想アプライアンス版」のUTMも展開しているのが特徴です。
F5ネットワークスが提供しているUTM「F5 BIG-IP」は、ファイアウォールやWAF、アクセス制御など、幅広いネットワークセキュリティ機能を装備しているのが特徴です。パートナーとの協業も推進しており、他社製品との連携によりUTMの実現も可能としています。
現在のUTM普及率は大阪商工会議所の報告によると、京阪神中小企業が27%、日経TECHでは45.8%、ミック経済研究所では61.2%という結果が出ています。日経TECH調査によると、企業が導入しているセキュリティ機器の中ではUTM/ファイアウォールが最も多く採用されているということも分かっています。
UTM普及率に関しては以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
|
---|---|---|---|
会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
|
アプライアンス
クラウド
|
アプライアンス
クラウド
|
※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。