UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)とは、コンピュータネットワークを包括的に管理する手法を指します。ここでは、なぜ家庭用のUTMが必要なのか、メリットやデメリットも含めてみていきましょう。
UTMはインターネット上でのさまざまな活動の安全性を高めるために欠かせない機器です。やり取りされるさまざまなデータをチェックして、危険なものをブロックする機能が備わっています。
具体的には、外部からの攻撃のブロック・ウイルス感染を防ぐ機能・危険なサイトのフィルタリング・スパムメールのブロック機能が挙げられます。現状、UTMは企業で多く用いられていますが、家庭用の製品や自作が可能な製品も登場しています。
家庭用UTMにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれを詳しくみていきましょう。
家庭用UTMは、インターネットの使用中に外部からの不正アクセスが行われるのを防ぐ機器です。内部の情報を守り、情報漏えいを防止するため、テレワークや在宅ワークで仕事の情報を自宅に持ち帰る人や、個人情報などを自主的に保管・管理している人に適しています。
アンチスパム・アンチボットなど亜種が多い脅威や、近年手口が巧妙化している怪しいサイトへの誘導も徹底にフィルタリング。内部でのおかしな挙動を探知して知らせながら、確実にシャットアウトを行ってくれるので、重要情報を窃取されてしまうリスクを抑えられます。
製品によって価格や機能が異なるため、自宅での使い方に合致した製品を比較検討して選ばなければなりません。インターネットと内部ネットワークの中間地点にUTMが入ることで、若干のアクセス遅延が発生する可能性もあるため、デメリットを踏まえて機器を導入する必要があるでしょう。
購入後の設定や設置管理は自動ではなく、接続用ハードウェアの確保や設定はすべて自分で行う必要があります。更新期間が終了したあとサービスを継続するか、別の製品に乗り換えるかについても検討しなければなりません。
CyberGateのUTM製品は、低価格での月額利用が可能。AndroidやiOSをインストールしたスマートフォンにも対応しており、プライベート用はもちろん業務用の機器もまとめて保護できます。契約期間が1年と最小限であることも魅力的です。
ウイルスバスターのUTMは、家庭内のネットワークをすべて保護してくれる製品です。使用中のWi-Fiルータに直接接続するだけで、外部からの不正アクセスをシャットアウト。危険サイトにアクセスしてしまうリスクを抑えることができます。
Sophos UTM Home Editionは、ネットワークセキュリティ機能のほかにVPN機能・メールセキュリティ・Webアプリケーションセキュリティなどを搭載しているオールマイティな製品です。2つ以上のネットワークインターフェイスを搭載したハードウェアが必要で、設定もやや難しいため、機器の扱いに慣れている方に適しています。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。