導入によりセキュリティレベルを着実に高めることができる、企業規模に合ったUTMの選び方ポイントをピックアップしました。
UTM製品は小規模オフィスから大企業向けまで各メーカーがさまざまなラインナップを用意しています。自社の企業規模に合わないものを導入すると、効果がないばかりか社内システムに負荷をかけるだけで終わる可能性もあります。
そのため自社で想定されるユーザー数を計算し、他の処理も行うことも考えて少しだけ余裕のあるUTMを選ぶのがポイントです。小さいと処理が追いつかず、大きすぎると必要以上にコストがかかってしまうので要注意です。
コスト削減のために費用を抑えることは大切ですが、価格の安さだけで選ぶとUTMの能力が低く、UTMが正しく機能しなかったり、処理速度が遅くなり社内システム全体に影響を与えてしまうことがあります。
またオーバースペックで自社が必要とする以上の機能が搭載されていても、使用しない部分がほとんどでコストばかりが嵩んでしまう結果になります。料金体系や提供形態の違いも考えながら費用が適切かどうかの見極めが重要です。
UTMの提供形態はアプライアンス型とクラウド型の2種類があります。それぞれメリット・デメリットが存在し、アプライアンス型は物理的なUTM機器が拠点ごとに必要になりますが長期的なトータルコストは低くなります。
クラウド型は機器はクラウド上にあるため導入がしやすく自社の保守も不要。初期費用もほぼないですが、月額利用料がかかり続けます。専任者の有無、コスト重視など自社に合った提供形態かどうかで判断します。
UTMにはファイアウォール、アンチウイルス、Webフィルタリングなど多くのセキュリティ機能が集約されていますが、特に対策したい内容が決まっている場合はそれを満たす機能がしっかり搭載されているかがポイントです。
また機能が多くなるほどネットワークに負荷がかかり処理速度、通信速度に影響しますので、機能の多さだけでなくスループットの値にも注意します。ネットワーク機器として能力も機能の一つとして考えることが重要です。
ここで紹介した選び方4つの基準に沿ってUTMをリサーチ。その中から企業の規模ごとにさまざまな要望に対応できる柔軟性と豊富な機能を備えるおすすめUTMをピックアップしましたので、是非参考にしてください。
~20台でおすすめ |
~100台でおすすめ |
~200台でおすすめ |
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会社名 |
サイバーゲート |
コニカミノルタ |
アルテリア・ネットワークス |
初年度 |
【アプライアンス】 |
【アプライアンス】 224,840円 |
【アプライアンス】 |
サポート |
•電話サポート |
•遠隔操作サポート |
•遠隔操作サポート |
提供形態 |
アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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アプライアンス
クラウド
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※金額はすべて税込み。2021年9月時点で「UTM」とGoogle検索してヒットした上位25社から、料金が表示されていて、UTMの対応規模のなかでもっとも価格が安い会社を選出。